流布、翻る

停滞が異常であるとするならば

同じ悪夢を繰り返し見るのは異常なのか

 

言いかねていることがあった。

それは断片的で曖昧な話であって、つまりは夢の話だった。

言い淀むことがあった。

それは躊躇うに足る程に不幸であった。

多くの人には対岸の火事であった。

弾け飛ぶ花火の憂を人は知らずに歓ぶので、私はやはり躊躇った。

それには証拠が無かった。

どこにも。

 

 

あなたは夢を見るだろうか、同じ夢を見るだろうか。

同じ悪夢を繰り返すのだろうか。

自らの叫びと共に目覚める朝があるのだろうか。君にも?

 

(何をぐだぐだと詩的表現で誤魔化しているのだ)

 

着地点が見当たらず、至る軌跡も見通せないのは

私が未だ渦中にあるからで、未だ何も理解できていないからなのだ。

そんな事情をぐだぐだと書き連ねたところで意味が無いこともわかっているはずなんだが。

 

 

 

……

父親に体を触られる夢を見る

それが私にはすごく嫌で、それで時々跳ね起きる。

断っておきたいのは、触られる、というのは婉曲表現ではなくて、本当にただ触られるだけなのだ。

ただ、夢の中の私はそれを過剰に嫌がる。やめろと叫ぼうとする。

重ねて断れば、そんな事実はどこにもない。

しかし記憶は曖昧なものとも知っている。

みたび断れば、これは所詮夢である。

しかし何度も同じ夢を見る。

 

センセーショナルだ。故に話し難い。

センセーショナルだ。しかし証拠が無い。

夢の話、共感し難い。

だが私にとっては現実の延長。

 

 

カウンセラーには話したが、何も言われなかったので、余計に。

(不信が募るor不安が募るor不穏が募る)

口に出しても変わらなかったのに何を今更?

書いて人に見せて何が変わるというのか。

(ただでさえレズビアンには偏見の材料)

わからない、私には何も。