【幕間】悟り、とは?

これを読みました。

これはどんな本かと言いますと、マツコ・デラックスさんと中村うさぎさんが対談形式で送りあったエッセイ集です。
ゲイで女装家なマツコさんと、ホストにハマったり整形したり破天荒な人生送ってらっしゃるうさぎさん。この2人のエッセイとあって、スカート履いたオヤジだのマツコはなんで女装するのかだの、語りたかったけど躊躇する話題に切り込んで、2人して真剣に相手の質問に答えを返す、そんなやりとりは見ていて爽快です。

未来を見つめても悲壮感しか浮かばないという人には特におすすめです。
あとセクシャルマイノリティの方とかホスト狂いしたことある人なんかにも。
本気で悩んでる本なので、読んでいて励みになります。


と、ステマはここまでに致しまして、今日は悟りについての話でございます。
この本の最後の方に、中村さんが「年取ったけど悟って人生諦めたようなジジババにはなりたくない。私は一生もがくんだわ」みたいな意味のことを書かれていました。(今本が手元にないので本当に大意ですが)
それを読んだ瞬間、私は「え?」と思いました。
私の中にある悟りは、このようなものではないからです。

「あれ、なんか私悟っちゃったっぽい」と気付いて数ヶ月、自分ですら何を悟ったのかよく分からないのですが、でも少なくとも悟りは人生に諦念を呼ぶものではないと感じました。

そうして考え続けた結果のぼんやりとしたイメージですが、悟りとは取り扱い説明書に近いということです。
私は悟ったあと、世界の見方が変わりました。昔はただ欲しいものを羨むばかりだったのが、今ではどう手を動かせばそれが手に入るのか理解することができます。
この体がどこまで動くのか、この手はどこまで伸びるのか、この足はいつまでなら走り続けられるのか。
がむしゃらにではなく、目的を持って体を動かす感覚、それが私にとっての悟りなのです。

悟ってからは不思議な気分で世界を見ています。
どのように動けば上手く行くのか分かった今、やっとこのゲームは始まったように思います。
悟りとは、スタート地点なのです。


勿論、中村さんの言う悟りと私の言う悟りは違うのだろうなあと思います。(その後マツコさんも悟りってもっとこういうもんのことじゃないのとか言ってますし)
とにかく、私が得たよくわからない何かは恐らくこんな感じです。


とにかくこの本おすすめです。私は何で知ったんだったかな。多分Twitter
「自分のために生き続けるつもりでいたんだけどね、結局それって飽きちゃうのよ」
みたいな生の言葉がとても勉強になります。

続編何冊も出てるみたいなのでそれも買いたいです。